Reportイベントレポート

2022年03月31日
自然との共生を学ぶ

協会Webinar2022「春がきた!大阪の生きものを学びにいこう!」

昨年度から始まった、協会職員が講師となって広く環境問題についてオンラインで学んでもらう協会Webinar(ウェビナー)。
今回は3月に入り暖かくなって生きものたちの動きが活発になり始める時期に合わせて、大阪の生きものを学びに行こうという企画で実施しました。

第1部「バードウォッチング入門 春の渡り鳥を探しにいこう!」
講師:和田太一

バードウォッチングは身近なところから始められる活動です。街中や私たちの暮らしのすぐそばでもスズメやムクドリ、カラスなどの野鳥たちが観察できます。
春のバードウォッチングは見どころがいっぱいで、繁殖期を前に鳥たちが美しい姿に変わったり、きれいな声でさえずったりします。
春は北へと向かう渡り鳥たちが渡りの途中に大阪に立ち寄ります。大阪市内の都市公園(大阪城公園など)でも渡り途中のオオルリなどきれいな小鳥たちに出会えるチャンスがあります。大阪城公園や南港野鳥園など大阪市内の渡り鳥の野鳥観察スポットについて紹介しました。

次にバードウォッチング初心者に向けて、野鳥の探し方や見分け方のポイントについて、実際の野鳥の動画や写真を使って紹介しました。
野鳥はどんなところによくとまるのか、鳴き声にはさえずりと地鳴きの2種類があること、野鳥を見分けるにはスズメなど身近な野鳥を普段からよく観察して特徴を覚えておくことが大切であることなどを解説しました。

バードウォッチングをしていると、鳥たちが何を食べているのか、どんな環境に棲んでいるのかなど、野鳥を通して私たちの身近な環境の変化についても知ることができます。
バードウォッチングは誰でもできる身近な環境活動です。ぜひ皆さんも身近なところで野鳥を観察してみてください。

↓ 第1部のアーカイブはこちらから視聴することができます
https://youtu.be/Q2h26iqhudo(YouTube再生画面が開きます)

第2部「大阪府内で水辺の生きものを学べる施設♪」
講師:岡本 晋弥

大阪は水の都と呼ばれ、古くから商業の街として栄えてきました。昔から大阪の街は水と密接な関係がありましたが、近年の護岸整備や利用のされ方の変化で、人と水との距離は離れてしまいました。そこで今回のこの企画では、大阪の水辺の生物多様性に焦点を当て、それを学べる施設を皆さんにご紹介して、皆さんに少しでも水辺に近づいて貰えるよう促しました。

まずは「生物多様性」や「水の都おおさか」に触れたあと、「大阪府内で水辺の生きものを学べる施設」7箇所を、注目ポイントを解説しながら紹介しました。うち、3箇所は現地に取材に行って動画撮影、配信時は録画再生をして分かりやすくお伝えしました。博物館のすぐ横を流れる川にも着目して、博物館が生物多様性の啓発と共に地元の郷土学習の場であることをお伝えしました。

大阪のどこにどんな施設があるのか、知らなかった方も多いと思います。これを機に、お子さんを是非施設に連れていってあげてください。そして、近くを流れる川で水辺の生物多様性を目で見て、肌で感じて、新しい発見をさせてあげてください。

↓ 第2部のアーカイブはこちらから視聴することができます
https://youtu.be/R9e5cKgrNGE(YouTube再生画面が開きます)

環境事業協会では来年度もリアルとオンラインで環境について楽しく学べる講座を企画してまいります。
ぜひご参加ください。

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