Reportイベントレポート

2022年06月08日
新たな取り組み
食ロス,フードドライブ

環境学習会 テーマ【食品ロス】

6月1日(水)に守口市文化センター3階研修室にて

青い地球とゴミを考える市民会議主催の環境学習会が開催されました。

環境事業協会は企画運営として携わらせていただきました。

受付ではフードドライブを実施しており、参加者からご寄付いただきました。

今回のテーマは【食品ロス】ということで、講師に生活協同組合おおさかパルコープ常務理事の松岡 賢司様にご講演いただきました。

まず食品ロスのテーマのお話で、スーパー等で商品を手に取る際、日本人は奥の賞味期限が長い物を取りますが、外国では手前から取るのが普通だそうで外国の方からは驚かれるそうです。

使い切れる期間を考えて期限が長い物を選んでいることも確かに食品ロスを減らすことに繋がりますが、期限の短いものが売れ残れば食品ロスになってしまいます。

また日本人は商品を手に取って、これは駄目だ、こっちにしようなど、触っては戻しまた手に取りを沢山の方がされるので、売り場の商品はきれいに並べてもすぐにバラバラになってしまうとおっしゃていました。

これも外国では、商品を見定めるような行為はしないようで陳列の仕方が上から取らないと崩れてしまうような並べ方になっているようです。

次にフードドライブのお話があり、大阪市内でも区役所、銀行、商店街、病院、スーパーや企業等、パルコープ様と提携しフードドライブ回収BOXを設置されているところが増えてきているようです。

環境事業協会でも、本社となにわECOスクエアにフードドライブ回収BOXを設置しております。

お近くにお越しの際は、是非お持ちいただけると幸いです。

最後にこどもの貧困についてお話いただきました。

貧困の定義では、『絶対的貧困』と『相対的貧困』の2種類があるそうです。

絶対的貧困は人間として、最低限の生活を営むことができないような状態だそうで、例えば着る服がない、食べるものがない、住む家がない、学校に通えないなどを指すそうです。

対して相対的貧困は、普通の生活基準を下回っている状態のことだそうです。

現在の日本のこどもの貧困率は7人に1人と言われています。

子どもの貧困率(17歳以下の子ども)の国際比率では、日本は上位から10番目に高い貧困率となっています。

また、世界のひとり親家庭の貧困率で見ると日本が一番貧困率が高くなっています。

ひとり親家庭で、学校から帰っても親が仕事でおらず夕食が用意されていないや、おうちの大人と一緒に夕食を食べていない子が多くいるのも事実です。

食品ロス削減と貧困対策、私たちに手軽にできることがフードドライブへ寄付することではないでしょうか。

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