Reportイベントレポート

2022年07月21日
環境を考える人づくり 自然との共生を学ぶ

MIZUBEキャラバン2022 第1回目 みんなの海ごみクリーン大作戦in 友ヶ島

6月18日(土)MIZUBEキャラバン第1回『みんなの海ごみクリーン大作戦 in 友ヶ島』を開催しました!

今回のイベントでは、友ヶ島に漂着したプラスチックごみについて、「どこから流れてきたのか」「どんなものが多いのか」「それを減らすにはどうしたらいいのか」をみんなで考えることです。

当日の天気はあいにくの曇り。ですが、曇っている時間が長かったため気温も抑えられて27℃程度までしか上がらず、皆さん快適に過ごされたようです。

協会前からバスへ乗り、和歌山県にある友ヶ島汽船乗り場まで移動しました。

乗り場前では、初の顔合わせとなる参加者の緊張をほぐすため、加太・友ヶ島戦略研究会の平井先生と益田先生よりアイスブレイクを行い参加者の皆さんが打ち解けることができました。

その後友ヶ島へ汽船で渡ると、先発隊がお出迎えをしてくれました!

これでスタッフとキャラバン隊全員が集合しようやく海ごみクリーン作戦の一環、友ヶ島の探検スタートです。

山頂にあるタカノス山展望台へとむけて出発しますが、山道はきれいに舗装されていないため、低学年の歩行は心配もありましたが、子どもたちは身軽なこともあり、心配をよそにどんどん登っていきました。途中タイワンリスも見ることができました。

険しい山道をひたすら上り、頂上にある展望台につく頃にはもう既にお昼時でした。

頂上からは大阪湾全体を見渡すことができ、友ヶ島の位置を確認したあと昼食を取りました。淡路島がとても近くに見えましたね。

昼食後は友ヶ島の残された要塞、第3砲台跡を見学しました。

参加者の子どもたちも、「何に使っていたの?」「こんなに暗くて周りは見えていたの?」などたくさんの疑問を持ち、平井先生が丁寧に解説されました。

また、大砲の弾のレプリカを友ヶ島到着時に見ましたが、当時はここに保管されておりこの穴から地上に運んでいたと教えてくださいました。

砲台跡を見学後は、まるでラピュタの世界のようだと言われる友ヶ島の弾薬支庫を見学しました。

その後はまた険しい山を下り、本日最後のメインプログラムを実施する『北垂水海岸』に到着!みんなで海ごみクリーン大作戦を行いました!

スーパーのレジ袋、おもちゃの破片、プラスチック製品のかけらなどたくさんの海ごみを集めるとともに、

次回のイベントであるアートブック用のごみは、「赤・青・黄色」など色のテーマをチームごとに拾ってもらいました。

また、海ごみに住所や販売店が記載されているものを見つけ、ごみの発生地を知るための「証拠探しゲーム」を行い、

参加者の子どもたちは「これは証拠になるかな」「大阪って書いてる!」などと証拠探しに真剣になっていました。

実際に、大阪府から流れ着いたもの・韓国から流れ着いたものなど様々な場所から海ごみは漂着することを実際に見て学ぶことができました。

ごみ拾いの後は、平井先生に海ごみがどこから来るのか、どうやって減らしていくかなどのお話をしていただき

子どもたちからは『レジ袋を使わない』『ごみ箱にちゃんと捨てる』『リサイクルにだす』など様々な答えが出てきました。

また、海鳥のお腹の中にプラスチックゴミが大量に入っている写真などを見せていただき、環境問題についても真剣に聞いていました。

最後はまたみんなで船に乗り、朝に集まった船着場で最後のお話を聞いて加太・友ヶ島戦略研究会の平井先生、益田先生たちとお別れしました。

友ヶ島の探検を通じて、友ヶ島の歴史、海ごみの漂着の仕組み、どうしたらプラごみを減らすことができるかなどを実際に体験をして学ぶことができました。

次回は、7月16日(土)みんなの海ごみアートブック作りです!

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