Reportイベントレポート
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2024年11月01日SDGsアクション 環境を考える人づくり 食と農から未来を変える
むかしくらし体験で学ぶSDGs!山空タイムスリップツアー
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10月26日(土)に『むかしくらし体験で学ぶSDGs!山空タイムスリップツアー』を開催しました!
当日は協会本社に集合し、大型バスで兵庫県猪名川町まで移動しました。
今回のイベント開催でご協力いただきました、とちはら山空の家は、岡本様のご実家のお庭やテラスを使って、まき割りやかまど炊きなど、様々な体験をさせてくれる古き良き田舎の良さを残した古民家です。8時20分 協会1階のエントラスに集合し、8時30分大型バスで、とちはら山空の家へ向けて出発しました。約1時間ほどの移動の中で、ひとむかし前のくらしが地球環境にやさしいことを、お子様にもわかりやすくお伝えするために、手作りの絵本の読み聞かせをしました。
現地に到着すると、岡本様が出迎えてくれました。まず、お庭でお客様にはニックネームなどの名札を作ってもらった後、岡本様のご紹介とご挨拶があり、ご家族のお父様(じぃじ)とお母様(ばぁば)もサポートいただく事になり、早速プログロム1のやさい切り、まき割り、火おこし、かまど炊きがスタート。岡本様の意向もあり、お子様には自分が行きたい場所へ行き、やりたい事を自由にやってもらうというスタイルで、行程ごとにスタッフを1~2名配置し、安全かつ丁寧に説明しながらプログラムを進めていきました。「豚汁用のやさい切りをやりたい子~?」っと、テラスから声をかけると男の子も結構集まり、「包丁使ったことある~」と、張りきっていました。中には包丁自体はじめて握るお子様もいて左手はニャンコのおててをするんだよと教えました。実は、あるお父様も包丁は苦手のようでお子様といっしょにゆっくりやさいを切っていました。
やさい切りと同時にお米を洗ってくれたり、焼きいもの準備をしてくれたり、まき割りに行ったりと、やってみたいことや興味があることにどんどんチャレンジしていました。
中でもまき割りは、親御さんもやったことがない方が何名かおられお子様と初めて挑戦していました。
お子様たちのほとんどは、まき割りの経験がないと話していた中で、楽しかったと伝えにくるお子様もいました。まき割りが終わったので、いよいよ火おこしです。燃えやすい木くずや小さなまきを並べてマッチをすってみます。マッチをすったことがないお子様が多く、「やってみたい」とのお子様のお声が飛び交う中、順番に火おこしをしました。むかしながらの火おこし方法も習いました。
火がつきお子様がうちわであおぎ、一気に火力を上げてご飯を炊いていきます。
豚汁もお鍋にお子様たちが上手に切ってくれたやさいを入れ、よく煮立ったところで味噌を加え味がきまりました。いよいよかまどご飯が炊き上がったようで、ふたを開けます。皆様わくわくしながらシャッターチャンスで集まりました。パッカーン!!はい、ツヤツヤのかまど炊きご飯ができました。それはそれは、おいしいに決まっています。皆様笑顔になりながら食べました。おかわりが止まりませんでした。豚汁も具だくさんでとってもおいしかったです。
お腹いっぱいになり、ひと休みした後は、プログラム2の農作業体験。畑へ移動します。
ひと差し指の第一関節くらいまで土に穴をあけて、玉ねぎの苗を植えていきます。そうこうしているうちにお子様たちはバッタやカマキリを発見し虫取りに夢中になり始めました。都会では虫取りもなかなかできないと思うので、大自然の中でのびのび過ごすのも良い思い出になったのではないでしょうか。
農作業体験を終えて、おやつタイム。仕込んでおいた焼きいもと、残り火でマシュマロも焼きました。親御さんもお子様もやりたくなりいっしょに焼きました。おやつの後は、皆様でお片付けとゴミ拾いをして、お世話になった岡本様へお礼のご挨拶をしました。帰りのバスの中で、今回のむかしくらし体験を通して、ガスや電気がなかった時代は少し不便なところや大変なところがあるけれど地球環境にはやさしかったことや、皆様もご自宅にお帰りなられたら自分たちにもできることを少しでも取り組んでいただけたらうれしいですと、簡単にふりかえりをしました。
アンケートの結果では、『火おこしや、かまど炊き、農作業など、こういう機会がないと体験できなかったので、むかしの暮らしや環境のことを知ることができて親子で大満足でした。』など素敵な感想をいただきました。とちはら山空の家岡本様イベントにご参加いただいた皆様ありがとうございました。