Reportイベントレポート

2022年08月22日
環境を考える人づくり 自然との共生を学ぶ

MIZUBEキャラバン2022 第4回 SUPボートで水都探検!生きものいてるかな?

第1回目「みんなの海ごみクリーン大作戦in友ヶ島」はこちらからご覧ください↓↓↓

https://www.kankyoujigyou.or.jp/environmental/report/2152/

第2回目「みんなの海ごみアートブック作り」はこちらからご覧ください。↓↓↓

https://www.kankyoujigyou.or.jp/environmental/report/2219/

第3回目「水源地を見に行こう!奥河内リバートレッキング」はこちらからご覧ください。↓↓↓

https://www.kankyoujigyou.or.jp/environmental/report/2400/

8月3日(水)にMIZUBEキャラバン第4回目の「SUPボートで水都探検!生きものいてるかな?」を開催しました!

第4回目の学習目的は、大阪市内を流れる都市部の河川をサップボードに乗って、いつもとは違う目線で見る体験。私たちの暮らしと河川環境について学び、自身の生活の中で、できることを考えるきっかけとしています。

当日は、湊町船着場に集合し、日本シティサップ協会の皆さんと海洋生態研究所の片渕さんと菊池さんに講師としてご協力いただきました。

日本シティサップ協会の奥谷さんから大きな地図を使って、自分たちが今いる場所や、この川がどことつながっているのかなどの説明を受け、パドルの漕ぎ方などのレクチャーを受けます。

みんなの準備ができたので、サップボートで出発です!

まずは道頓堀の広い場所で、パドルを漕ぐ練習をしました。なかなか慣れていないこともあって、悪戦苦闘しながら頑張っていましたが、みなさんすぐに上達し、息を合わせて漕ぐところまでできるようになりました!

その後、道頓堀のグリコサインの場所まで移動し、みんなで同じポーズをとって記念撮影をしました!バランスのとりづらいサップボートの上で、無事に?記念撮影ができました。

川の上を進みながら泳いでいるカメを見つけたり、大きなシオカラトンボが飛んでいたり、アメンボがどうして浮くことができるかなどの昆虫のおはなしもしました。また、道頓堀川を掘った人たちのお話、東横堀川を作らせた豊臣秀吉のお話などをサップ協会の皆さんにしていただき、いよいよ待ちに待った生きもの観察の時間です!

事前に仕掛けてあったかご罠を引っ張ってもらいました。水の抵抗があり少し重くなったかご罠を一生懸命に引っ張っていきましたが、最初のかごは不発…。生きもの相手ですので、こういうことも想定済みです。ですがなんと!2つめのかご罠で『モクズガニ』が2匹入っていました!

参加者のみなさんは大喜びでとれたカニを見ていました。一緒にカニかごを引き上げた子は、『大きくて少し怖い!』と想像以上の大きさに驚いていました。

続けてカゴを引き上げていくと、次のカゴにはカメが入っていました!こちらもなかなかの大きさでしたね。

さらに、かごを上げる時に、小さな魚が入っていたのですが、かごの網目をすり抜けて逃げてしまうハプニングも発生!もともと、大きな魚のみ捕まえられるように作ってあり、小さな魚は自由に逃げられるような網目のかごを採用しているので、時間の問題だったのかもしれませんね。

思いのほか、生きものたちは手ごわいということで、海洋生態研究所の片渕さんと菊池さんに投網をうっていただきました!座ったままきれいな円形に広げられる技術は、なんと1000回以上も投網を投げてようやく身に着けた技術だそうです。

その投網には、大きなフナと、小さめのニゴイが入っていました。本日初めての魚に一同は大喜びでしたね。

かごを回収しながら、どんどんゴール地点に向かっていきます。イベント最初の方に説明のあった、大川のほうに近づいていることが実感できたでしょうか。

いくつもの橋の下をくぐって、探検した先には、MIZUBEキャラバン第2回で集まりました、β本町橋がありました!本当に道頓堀とつながっていることがわかると、参加者の皆さんは驚かれていましたね。

生きもの調査の最後には、みんなで記念撮影をしました!こんどはみんなでボートの上に立って、『生きものとれたぞー!』の掛け声で撮影しました。みんないい笑顔ですね!

陸上に上がり、少し休憩をしてから海洋生態研究所さんによる生きものの観察と、解説を行いました!

今回採れた魚やカニのほかにも、別の魚たちがすでに机には並んでいました!実は、イベント当日にとれなかった場合を見越して、海洋生態研究所さんが前日にβ本町橋の目の前で生きもの調査をしてくれていました!生きもの相手はうまくいかないことがつきものですからね!

魚の名前当てクイズを行い、お父さんお母さんと二人で水槽のお魚たちの名前を調べてもらいました!「ブルーギルかな?タイリクバラタナゴ…?」と悩んでいる子もいれば、「ミシシッピアカミミガメ!」と元気よく答えてくれた子もいて、皆さん楽しみながらクイズで学んでいました!

海洋生態研究所さんの最後の解説として、東横堀川の水質のお話をしてくれました!

COD(生物化学的酸素要求量)のお話を小学生でもわかるようにかみ砕いて説明してくださったり、海の魚が混ざっていたけど、塩分の濃度はどれほどなのか?など、普段町中を流れている川のいろいろなお話を聞くことができました。街の中なのに、以外と水はキレイで、東横堀川と道頓堀川はコイやフナなどの環境の変化に強い生きものたちが棲むことができる川ということが学べました!

着替えて、最後は全4回のプログラムを終えて、みんなの感想や、今日からできる行動、親子で楽しんだこと、自然環境を知ること、私たちの生活にどのようにつながっているのか、など思ったこと感じたことをたくさん付箋に書いて貼ってもらいました。

友ヶ島から始まり、プラごみや海のことを学び、海ごみでアートブックを制作しましたね。

リバートレッキングで源流域の水に触れあい、冷たい水と自然を学びました。

そして今回、SUPボートに乗って、大阪市内の身近な川を探検して、街の中にも生きものたちがたくさんいるということを学びました。

全てが繋がっている全4回のMIZUBEキャラバンはこれで終了いたしますが、これからも水のこと、環境問題のこと、自然環境のことをもっとたくさん学んで、たくさんの人たちにつなげていければ幸いに思います。

ありがとうございました!

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